お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。
幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。
喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。
その図書館で、最近本がなくなっているらしい。
館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。
『君を守ろうとする猫の話』夏川草介著#読了
喘息で体の弱いナナミが盗まれた本を取り戻しに行く物語。ファンタジーであり、哲学書のようでもある。本に対する愛情と安きに流れる現在の風潮へ対する警鐘。前作に引き続き自分にとっての読書の意味を問われた。この本は、何度も読み返すと思う。 pic.twitter.com/wBc5Mkg9Bp— なつめ (@7788123p) March 1, 2024
なぜ本を燃やすんですか?
「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」
ようこそ、新たな迷宮へ。
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奇跡のロングセラー
『本を守ろうとする猫の話』
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『神様のカルテ』著者、第2のライフワーク!
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