
澁澤龍彦の「メタモルフォシス」への憧憬が詰まった珠玉の変身譚15篇。
『暗黒のメルヘン』と対を成す一冊、ついに文庫化!
著者について
1928年東京生まれ。東大仏文科卒。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳する一方、美術評論や中世の悪魔学などを中心に多数のエッセイを発表。晩年は『高丘親王航海記』など幻想的な小説を執筆した。

「メタモルフォーゼへの耽溺を自認する澁澤龍彦が編んだ、古今東西の変身譚からよりすぐったアンソロジー。冒頭編者自身の変身への長きに渡る憧れを表したエセーと、終章花田清輝の変身譚論とに挟まれて、数々の物語が妖しく身じろぎしているかのような短編集。世に変身話しは数々ある。私なら何を選び取ろうか。」
「読書会の課題として読む。日本人作家のものは古いものもあり、読みにくかった印象。上田秋成と泉鏡花は、ちょっときつい。 外国人作家のものについては、思いの外おもしろかった。特に気に入ったのは、「みどりの想い」。 全体としては、メタモルフォーシスがどのようなものかを考える良い端緒となった。有名なカフカの『変身』を含めて、この現象にどういった意味があるのか考えていくことは楽しいと思う。」
「渋澤龍彦の眼鏡にかなった変身テーマの幻想譚13編。「みどりの想い」「山月記」「野の白鳥」。小品「牧神の春」「オノレ・シュヴラックの失踪」も捨て難い。」
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