
1986年春、二人の女がバブル前夜の福岡の証券会社で出会った。
貧しい家庭に育ち、ともに2年後に上京する夢を温めていた佳那と水矢子は、やがて金の力を知り、”狂乱”に巻き込まれていく。
桐野 夏生(きりの・なつお)
1951年生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。98年『OUT』で日本推理作家協会賞(同作品は英訳され、日本人初のエ ドガー賞候補となる)、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で 婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞を受賞
「あの頃が懐かしい方々には、想い出をなぞるかの描写が、新しい発見かと。
素晴らしい既視夢から醒めたら。。。今の自分を抱き締めよう!」「面白かったです。時代背景が私の青春時代と同じ頃なのかな?共感するキーワードが沢山出て来た事もあり、どんどん引き込まれてあっという間に読んでしまいました。」
「バブルの時代の饗宴をよく表しているとても面白い作品だと思います。NTT株上場の下りについては、自分も当選し念願の自家用車を購入した経験があり、改めて当時のことを思いだいました。
しかし、饗宴の副作用は大変なもので、その饗宴の陰で悲惨な状況に追い込まれた人々が多々居たこともよく知られているところです。そのあたりの熱に浮かされた状況や考え方みたいなものが、よく表されていると思いました。当時の光と影を描写しているという点で、石田衣良さんの『波のうえの魔術師』とこの作品は、私は好きです。」「バブルを経験したものとして、それでも東京生まれ、とうきょう育ちとして、悲しい後編でした。あのバブル、こういう面もあったんだろうなと思います。」
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