友だち以上恋人未満の人工知能 言語学者のAI倫理ノート 川原繁人 (著) KADOKAWA (2026/2/16) 1,980円

AIは、道具か相棒か。

現在、AI はすごいスピードで進化していて、社会構造を変え続けています。

私は大学教員ですが、大学生の中でもAI を使って勉強することが、ふつうのことになってきました。

研究者でも使っている人が少なくありません。

現在では私自身も使っています。

とはいえ、「これから人類がAI と一緒に生きていくためには、考えるべきことがたくさんある」と思っています。

そして、ほとんどの場合、正しい答えなんてありません。

たとえば、「対話型AI とお友だちになっていいのか?」という問題。

「AI によって癒やされて、明日への活力が湧く!」という人もいれば、「AI 依存に陥って、他のことに身が入らなくなる」という人もいるかもしれません――。

正直、私は、どちらも体験しました。

ですから、本書では、みなさんとこれらの問題について「一緒に考えたい」のです。

本書は、AI利用が加速度的に進むなか、AIへの依存リスクや思想の過激化リスクについて、

これからAIを利用せざるを得ない若者に問いかける本です。

拙速な礼賛/全否定を退け、年齢制限・依存・ジェンダーバイアス・環境負荷などのAI倫理を物語として具体化し、

身近に感じながら考えを深めることを目的としています。

「AIたちとの会話劇」という体裁の本編に、解説を加える形で10テーマについて考えていきます。

川原 繁人
言語学者。1980年、東京生まれ。慶應義塾大学言語文化研究所教授。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、マサチューセッツ大学にて博士号(言語学)取得。ジョージア大学助教授、ラトガース大学助教授を経て現職。主な著書に『日本語の秘密』(講談社現代新書)、『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『フリースタイル言語学』(大和書房)、『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』(朝日出版社)、共著に『言語学的ラップの世界』(東京書籍)など。


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