雨に消えた向日葵 吉川英梨 (著) 幻冬舎 (2022/3/9) 869円

埼玉県坂戸市で小学五年の石岡葵が失踪した。

最後に目撃されたのは豪雨の中をひとりで歩く姿。

現場には傘一本しか残されていなかった。

誘拐か、家出か、事故か―。

「小学校5年生児童の失踪事件。それに関わる奈良警部補や、その他の警察官、失踪した児童の家族、友人等、事件に関わる人物の群像劇。少女の失踪は、事件なのか、事故なのか、あるいは家出なのか?というところから始まり、捜査の成り行きや、家族の様子など、細かい描写が続き、読者はどんどん引き込まれていく。面白くて、ページを捲る手が止まらない。」

「家族愛、刑事の執念、世の中の悪意、リアルでちょつと辛いストーリーでしたが小説で誘拐された女の子だけでなくリアルの事件被害者も強く生きて欲しいとつくづく思います。」

「現実の子ども行方不明事案は残酷で、そこにはほぼ希望はない。そんな現実に心折れている読者に、微かな光を与えてくれる夢物語。遅々として進まない捜査状況も、被害者家族の辛酸も説得力があり、単なる夢想ではなく物語たらしめている要素です。」

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