葵のしずく 奥山景布子 (著) 文藝春秋 (2022/10/7) 1,870円

江戸時代、尾張藩の分家として美濃にあった高須藩。

徳川慶勝、一橋茂栄、松平容保、松平定敬――徳川の傍流に生まれて幕末、維新に翻弄された悲運の高須松平家・四兄弟。

彼らの近くにいて、激動の時代に「生きる選択」をした女性たちを描いた物語。

第10代藩主・松平義建は、後に尾張徳川を継ぐ慶勝(よしかつ)、慶喜の将軍就任に伴い一橋家当主となる茂栄(もちはる)、美男で知られ会津藩主、京都守護職を務めた容保(かたもり)、婿養子として桑名松平を継いで京都所司代となる定敬(さだあき)など子宝に恵まれ、彼らは高須四兄弟と呼ばれました。

時は幕末、維新に翻弄された激動の時代。四兄弟たちの寵愛を受けながら、「生きる選択」をした女性たちの姿を瑞々しく描きます。

新田次郎賞、本屋が選ぶ時代小説大賞をW受賞した傑作『葵の残葉』に連なる作品集です。


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