俺達の日常にはバッセンが足りない 三羽省吾(著) 双葉社 (2021/6/16)

「俺達の日常にはバッセンが足りない」ある日、シンジの幼馴染のエージが突然言った。

バッセン――バッティングセンターなんかつくってどうするんだと聞くシンジに、エージは「ないから作ろうかなって」と言うだけ。

金策のため旧友のミナに連絡をとるシンジ。

そのころ、信用金庫に勤めるミナは、ある問題を抱えていて……。

皆で盛り上がったり憂さを晴らしたり、〝なくてもいいけどあった方が良い〟バッセンの建設を巡る、悩み、もがき、あがいて生きている人間たちの群像。


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