ベニシアの「おいしい」が聴きたくて 梶山正 (著) 山と渓谷社 (2024/2/13) 1,980円

ありがとうベニシア。 あなたがいない日々に想う。

2023年夏、ベニシア・スタンリー・スミスさんが京都大原のご自宅で亡くなりました。

64歳で発症したPCA(後部皮質萎縮症)が進行し、亡くなる72歳までの8年間のベニシアさんの日々の様子を、夫である梶山正氏がつづったエッセイ集です。

徐々に目が見えにくくなり記憶が薄れてゆく中で、悪戦苦闘しながら介護を続けた正氏の葛藤の日々が赤裸々につづられています。

この日を予告するかのように、大原の古民家に暮らすことになったベニシアさんが初めて口にしたのが「私はこの家で死ぬ」という言葉。

月日は流れても、今も、ベニシアさんの高い志しに多くの人々が感動し、彼女を慕い続けています。

彼女が日本人の心の中に残したものは一体何だったのでしょうか。

本書は亡くなるまでの7年間の足跡を追う貴重な一冊です。

まえがき

Chapter 1ベニシアを介護しながら歩んだ最期のとき
ベニシア64歳/ベニシア67歳/ベニシア68歳/ベニシア69歳/ベニシア70歳/ベニシア71歳/ベニシア72歳

Chapter 2ベニシアの「おいしい」が聴きたくて僕は夢中で料理を作った
アイリッシュ・シチュー/シェーパーズ・パイ/フィッシュ&チップス/魚介のパエリア/サモサ/サンデー・ロースト

あとがき

「ベニシアさんの生活、お考え、本当に尊敬しておりました。ご病気になられ、その後、お亡くなりになった時の様子ずっと気になってました。
正さん、正直に全て書いて下さってありがとうございます。納得しました。
私達がこれからいく道、参考にさせていただきます。ご冥福を心からお祈りします」

「梶山さんの介護と向き合う右往左往とそれに伴う後悔、その上でのベニシアさんへの愛を強く感じました。ご自宅で亡くなられた最後のシーンは深く心に残りました。」

「たくさんの人にハーブのある心豊かな暮らしと、心に響く美しい言葉を残したベニシアさん。この本はその生き方だけでなく、異国での未知の分野だったベニシアさんらしい最期のあり方を見せてくれます。
また、突然始まった妻の介護に葛藤を続けながらも、介護する側から妻の立場に立っての介護に軌道修正して終末期に寄り添う著者の姿に胸を打たれました。多くの男性介護者に読んでほしい一冊です。」


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