本屋大賞ノミネート『52ヘルツのクジラたち』著者デビュー作にして原点、待望の文庫化。
思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋。
そしてともには生きられなかったあの人のこと――。
大胆な仕掛けを選考委員の三浦しをん氏辻村深月氏両名に絶賛されたR-18文学賞大賞受 賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」。
すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作。
その他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田そのこ
生きることを諦めない5匹の魚たちの連作短編集。
町田そのこさんの書く文章って漢字とひらがなの比率が丁度いいんだと思う。すっと心に語りかけてくるやさしくて切ない町田そのこさんの文体が大好き。
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— ミヤビ☽読書垢 (@38383838miyabi) April 14, 2021
「紙の本ではあり得ない。読んで頭にはいって来る文書は、いいものです」
「どの話も場面が鮮やかに浮かび、記憶が呼び起こされるような感覚になる作品集。」
「いやー、深い! そしてエンタメとしても面白い。連作短編集と言って良いと思うが、各話の独立した面白さ、そして話相互の繋がりが見事だ。ここまで完成度が高い連作短編集はそうそうない。無名ではあるが、著者の町田そのこは私にとって注目の作家だ。まだ作品の数自体が少ないものの、しばらくはこの著者の作品を読み続けてみようと思う。この人絶対化ける。」
「登場人物が少しずつ関わりがある連作短編集でなんとなく題に惹かれて読んだのですがすごくよかったです。どの話も最後にちょっとした意外なオチがあって楽しめました。読後温かい気持ちになれました」
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