円安が日本を滅ぼす 野口悠紀雄 (著) 中央公論新社 (2022/5/23) 1,870円

日本はいま先進国の地位を失う瀬戸際に立たされている。さまざまな経済指標がそれを示している。

一人あたりGDPがOECD平均に追いついたのが1970年代の初めだった。

この時に日本は先進国の仲間入りをし、一時はアメリカより豊かになった。

しかし、1990年代の中頃以降、日本の成長がストップし、日本はさまざまな国に抜かれた。

これを食い止めなければ、約50年間続いた日本の先進国の時代は終わってしまう。

本書は、賃金を中心に、日本経済の衰退がなぜ生じたのか、それを克服するには何が必要かを考える。

著者について
野口悠紀雄
1940年(昭和15)、東京生まれ。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『「超」整理法』『「超」文章法』(中公新書)、『「超」勉強法』(講談社)、『財政危機の構造』(東洋経済新聞社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)ほか多数。


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