全国老舗デパートの黄金時代
著名建築家による壮大でモダンな店舗ビル、華麗な売場とシャレた店員たち、
先端のエレベーター・エスカレーター、ステータスを感じさせる包装紙、当時は「ご馳走」だった大食堂、
飽くことなく楽しめる屋上遊園地……かつて「百貨店」はそこに行けばすべてが手に入る魔法の玉手箱であった。
しかし戦後、日本経済の浮沈や社会情勢の移り変わりとともに、百貨店は激動の歴史をたどることになる――。
かつて隆盛を極めたものの今は消えてしまった全国各地11店の老舗デパートを徹底取材。
夫馬信一『百貨店の戦後史 全国老舗デパートの黄金時代』は、かつては、地元の人間にとって特別な場所として栄華を極めるも、今はもう失われた地方の老舗百貨店を、豊富な写真資料と共に巡るノンフィクション。
そのうちの1店が、1891年創業の松尾呉服店が起源にもつ、和歌山の丸正百貨店。 pic.twitter.com/yTrqOugAVU
— 本屋プラグ?????? (@books_plug) February 21, 2023
関係者の証言や当時の新聞記事などをつぶさに取り上げつつ、その黄金時代から閉店までの興亡の歴史を日本の戦後史とともに振り返る傑作ノンフィクション。
カラー口絵16頁。貴重図版300点以上掲載!
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