地上最強の男 百田尚樹 (著) 新潮社; 文庫版 (2022/11/28) 1,045円

黒人の抵抗、ナチスとの戦い、ベトナム戦争

チャンピオンの軌跡から見たもう一つのアメリカ史

ボクシングのヘビー級チャンピオン。

彼らは地上最強の男であると同時にアメリカの近代史を動かす存在でもあった。

圧倒的な強さを誇り白人社会を挑発したジャック・ジョンソン、

国を背負って闘い黒人の地位を引き上げたジョー・ルイス、

そしてベトナム戦争をめぐり反権力の象徴となったモハメド・アリ……

26人の王者たちの栄光と悲哀を追いながら、彼らが生きた時代をも活写する感動の巨編。

「映画ロッキーは大好きだが、アリはよく知りませんでした。もちろんそれ以前のボクサーたちも。Youtubeで映像を確認しながら、時代背景をイメージしながら味わって読めました。最後まで読んで、伝えたい事が明確に伝わってきた気がします。地上最強の男としてのヘヴィ級ボクサーたち。その始まりから役割の終焉。彼らに時代というスポットライトがあてられ、ひとりひとりの人間としての物語と、社会意識の変化という物語がとてもわかりやすく、熱く、切なく紡がれています。」

「本書は英訳され、アメリカでも発売されるべきだと思う。アメリカ人でも白人でも黒人でもない、日本人である著者だからこそ書けることがある。もし英訳の予定が現時点でなければ、出版社の方には「本書は絶対に英訳され、特にアメリカで広く読まれるようにするべきだ」と強くおすすめしたい。」

「一気に読み切らないと、そわそわする。楽しく読めました。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事