波瀾万丈の98年。
国内最高齢の芸人が語り尽くしたじんわり心に染みる人生談義―――
生きづらさを感じている人
停滞している人
悩めるすべての方へ
人生の酸いも甘いも知り尽くした桂子師匠だからこそ響く言葉がたくさんあります。
ちょっと辛辣、でもあたたかい、明日への希望と勇気のメッセージ。
自分にひるまず進む、生きるヒントが満載です!
◎黒柳徹子さん大感動!
「勇気がわきます!」
◎挿画・矢部太郎さん!
(『大家さんと僕』)
◎初版購入特典!
桂子師匠×矢部太郎さん
「特製ことだまポストカード」付き!
(本文の一部を抜粋)
私は9歳から働き始めて、百歳近くなったいまでも働いています。貧乏ゆえに奉公に出された蕎麦屋に始まって、下駄の鼻緒つけ、チンドン屋、そして焼き団子やお寿司を売ったり、キャバレーに勤めたり。多少、身を落としたとしても、とにかく体さえ動かしていれば生きていけるんです。
「つらい」とか「死にたい」とかグチをこぼしたり泣き言をいう暇があったら、まずは動いてみる。そうすると、なにか新しいことが起こるものです。
人生は七転び八起き。転んだら起きればいいんです。人は死ぬ気になれば、だいたいのことはできるはずだし、下り坂があるから、また上れるんです。下りっぱなしなんてことはないんです。今日がダメでも明日がある。関東大震災も戦争も生き延びてきた私が言うんだから、間違いありません。
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