北海道道立白麗高校・第二十七期卒業生3年6組の元クラスメートたちに、校庭に埋めたタイムカプセルの開封を兼ねて同窓会を開催するはがきが届いた。
同窓会SNSも立ち上がり、10年前の高校生活を懐かしみながら盛り上がていく彼ら。
しかし、ある日、「岸本李矢という子を覚えていますか」という書き込みが……。
乾ルカさん『おまえなんかに会いたくない』(中央公論新社)をいただきましたー。ありがとうございます。 pic.twitter.com/8lN3DLOhz8
— 小路幸也 (@shojiyukiya) September 2, 2021
爆弾ともいえる書き込みに、ある事実が明らかになっていく。
それぞれの思いで苦悩する登場人物たち。新型感染症で変わっていく世界の中、同窓会は近づいていた……。
高校時代の「いじめ」に対して、関わった人々の心の移ろいと葛藤を描いたリアルな青春群像劇。
作品の全体像
「おまえなんかに会いたくない」
著 : 乾ルカ 中央公論新社それぞれのキャラクターに自分や周りの人たちを当てはめ思いを募らせながら、楽しく描かせていただきました。 pic.twitter.com/U6is4OAnZ2
— 雪下まゆ (@mognemu) September 8, 2021
著者について
乾ルカ
1970年北海道生まれ。2006年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。10年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ! 』『わたしの忘れ物』など著書多数。8作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆した。近著に『明日の僕に風が吹く』『龍神の子どもたち』がある。
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