セックスロボットと人造肉 ジェニー・クリーマン (著), 安藤貴子 (翻訳) 双葉社 (2022/8/25) 2,750円

「性愛」「肉食」「生殖」「自死」。

それはテクノロジーの、最後のフロンティア。

高性能AIを搭載し、あなたの欲望をすべて叶えるロボットは「完璧な伴侶」になりうるか?

人工で培養した肉は動物たちの権利を守り、気候変動を防ぎ、地球を救うだろうか?

妊娠も出産も、代理母すら必要ない人工子宮による生殖は本当に女性たちを社会的に救うのか?

人間にとって「満たされた、完璧な死」とは何なのか……?

科学と倫理の境界でゆらぐ、21世紀の性、食、生、死。

生命倫理、暴走する資本主義、ジェンダーとフェミニズム、気候変動、管理社会、ウェルビーイング……様々な命題が複雑に絡み合う最新技術開発の最前線。

気鋭のジャーナリストがその進歩や課題、あるいは華やかなシリコンバレーの起業家たちをはじめとしたプレイヤーの虚実を5年にわたって現場取材。

21世紀の「人間性」のゆくえを考察した、グレーな近未来ガイド。

Jenny Kleeman “SEX ROBOT & VEGAN MEAT – Adventures at the Frontier of Birth, Food, Sex and Death”の完訳。

[目次]
PART1 セックスの未来:「完璧な伴侶」よ、眼ざめよ
第1章「魔法が生まれるところ」
第2章 幻想のパートナー
第3章「ロボットなら痛くもかゆくもない」
第4章 人のようなモノ、モノのような人

PART2 食の未来:クリーンな肉、クリーンな心
第5章 牛の強制収容所
第6章 肉を愛するヴィーガン
第7章 あっちの水はにがいぞ
第8章 支配欲の味

PART3 生殖の未来:母胎のいない子どもたち
第9章 妊娠ビジネス
第10章 バイオバッグ
第11章 非の打ちどころのない妊娠
第12章「もう女に用はない」

PART4 死の未来:機械仕掛けのメフィスト
第13章 死のDIY
第14章 「自殺界のイーロン・マスク」
第15章 「完璧な死」とは何か

装丁・デザイン:畑ユリエ


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