世界の海軍史 リチャード・ハンブル (編集), 粟田亨 (翻訳) 文芸社 (2022/8/1) 3,850円

海軍力は、国家の興隆と没落に与える影響を通して、世界史に重大な意味を持ってきた。

この本では、海軍史における主要な作戦、その中でも決定的な役割を果たした戦闘を描いており、そしてそれらの戦闘を指揮して戦った主要な海軍指揮官の伝記的人物像を取り上げている。

私は海軍のできごとをこれほど包括的に充実して語った本を他に知らない。

「それぞれの海戦が起こった背景や、その時期の周辺情勢が記されているので、世界史の中での
その海戦の意味がよくわかる。
主要司令官の人物像が記されており、その司令官が関わった海戦とのかかわり方がわかって、
興味深い。」

「もとの本がイギリス人が書いた本らしいので、太平洋より少しヨーロッパに重心があるのは仕方ないと思いますが、日本海海戦、真珠湾、マレー沖、ミッドウェー、さんご海、ガダルカナル、マリアナ沖、レイテ沖、と、日本が対した海戦も、よく調べて書いてあります。一部は連合国側中心に書かれていますが、そこは日本の本がたくさんあるので良しとしましょう。逆に連合国側の動きがわかって面白い。
本がきれいです。訳が読みやすい。
写真・図が多く、図番号からして200枚くらいある感じです。訳者さん作成の地図や図もあり、丁寧に本にしてある感じです。」


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