日中友好侵略史 門田隆将 (著) 産経新聞出版 (2022/9/1) 1,760円

“国交正常化50年”の日本と中国。

台湾、そして日本に迫る秩序破壊者「中国」の姿を50年前に誰が想像しただろうか。

中国を育て、援助し、増長させた日本の過ちはどこから始まったのか。

70年前に始まった中国の「対日工作」は、ついにEEZ(排他的経済水域)内に弾道ミサイルをぶち込まれるほどのありさまとなった。一体、なぜ日本は中国にここまで舐められたのか。

中ソ対立でソ連からの核攻撃に備え、大都市では地下への避難訓練もおこなわれ、文化大革命という名の“内戦”で荒野となっていた中国に、事前調査もないまま乗り込んだ田中角栄首相と大平正芳外相。

功名心に駆られた2人にはどんな工作が行われていたのか。

また、その裏に存在した野党に対する緻密な工作とは何だったのか。

1950年代から始まっていた対日工作に日本はどう嵌(は)まり、その後、どんな道を歩んだのか。

そこには日本を陥れる信じがたい手法が存在した。

  • 中国共産党と創価学会を結んだ「女流作家」
  • ハニートラップで総理を“落とした”女性工作員
  • 対日工作を率いた「江戸っ子」中国人
  • 中国共産党の対日ブレーンは「元華族」
  • 「贖罪意識」に嵌められた田中・大平
  • “自由と民主”の台湾を捨てた自民党の「政治屋」
  • 舐められるきっかけは最初の「国交正常化交渉」に
  • 先端技術者“獲得”に使う恐るべき手口

……等々、あらゆるルート、あらゆる手法を用いた中国の“友好”という名の「侵略」を明らかにする。

中国の侵略を防ぐには、中国のやり方を知ることだ。

安倍晋三氏が闘った「日本の現実」を浮き彫りにする国民必読の実名ノンフィクション。

「中国の対日工作がこんなにすごいものだったことを初めて知りました。70年前にスタートした工作の有様は、スパイ映画を見るかのようでした。
しかし、本書はすべて実名。途中で「あっ、これは小説じゃない。ノンフィクションだ」と思って背筋が寒くなりました。
個人的には石原莞爾の世界最終戦争論に動かされた自民党の大物議員が中国共産党と一緒に動いた秘話に特に驚かされました。
中国共産党による“日本侵略史”。日本人全員に知って欲しいです。」

「なぜ日本が親中派だらけなのか、やっと腑に落ちた。このままでは、本当に日本が危ない。
それにしても廖承志たち“対日工作”の中国人の執念は凄い。
国民全員に読んで欲しい憂国の“警鐘ノンフィクション”」

「日本は中国にどこまで入り込まれているのか。台湾危機が迫る中での与党の不穏な動きを見ていると、そんな疑問が頭をよぎる。本書はそれに答えてくれる一冊だ。
中国共産党が日本の政治状況をついて巧妙に仕掛けていく工作、また、公明党=創価学会への工作を、筆者は緻密な取材・証言で裏付けていく。さらに、田中角栄、大平正芳両元首相がどのように「日中友好」にはまっていったかも極めてわかりやすく書かれている。
つまるところ、長い時間をかけた中国の工作の上で日本の政治が踊った結果、現状があるのだ。嘘寒い思いもするが、これが現実だ。そして、筆者が本書で暴いた、友好を隠れ蓑にした「侵略」はいまも進行中であろう。これを食い止め、国民の意識に中国とは何か?それを叩き込むためには必読の書と言える。」


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