全六章。読む順番で、世界が変わる。
あなた自身がつくる720通りの物語。
すべての始まりは何だったのか。
結末はいったいどこにあるのか。
「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。
「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。
定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。
殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。
ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。
殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。
道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える。
今朝の読売新聞に『N』の馬鹿でかい広告が載ってます。メリークリスマス。 pic.twitter.com/V6mjkAZgTe
— 道尾秀介 (@michioshusuke) December 23, 2021
【著者プロフィール】
道尾秀介(みちお・しゅうすけ)
1975年東京都出身。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞を、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞を、同年『光媒の花』で山本周五郎賞を、11年『月と蟹』で直木賞を受賞。その他の著書に『向日葵の咲かない夏』『鏡の花』『いけない』『雷神』など多数。
「各章が、一つの物語として完結していながらも、緩やかに他の章と繋がっている。そして、すべての作品を通して見ても、一つの世界として完成されている。とても面白い作品だと感じました。」
「6つの章の読む順によって、720通りのストーリーが生まれるという物凄い作品。不思議な程情景が目に浮かび読むのが楽しい。今、2通りの読み方をした段階でも感動しているが、一冊でこのワクワク感がまだまだ続くなんてとても幸せだ。これから何度も読んで、これだ!というストーリーを見つけたい。そしてほぼKindleで読書している中、この本の装丁の面白さにより紙版で購入した。凄いとしか言えない。」
「道尾秀介さんは好きで色々読んでいますが、今までにない発想の小説で面白かったです。」
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