
「忘れようとしていた痛みが「ここ!」と叫んでいる」
――――作家・町田そのこ(「解説」より)
大ヒット作家・木爾チレンの「伝説の衝撃作」、ついに文庫化!
希望と絶望、羨望と嫉妬……
愛憎渦巻く、狂気の物語。
若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。
しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った。
一体なぜ――。
やがて30年の時が経ち、冴理のもとへ、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。
すると冴理は語り始める。
心の闇に葬った、戦慄のその過去を……。
これは才能を信じて生きた女性作家ふたりの光と影、あるいは愛憎の極致。
魂が震える傑作!
著者渾身の「文庫版あとがき」、作家・町田そのこ氏による「解説」も特別収録!
著者について
1987年生まれ。京都府京都市出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で新潮社「第9回 女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。2012年、『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー。主な著書に、『みんな蛍を殺したかった』『私はだんだん氷になった』(ともに二見書房)、『そして花子は過去になる』(宝島社)、『二人一組になってください』(双葉社)、『夏の匂いがする』(マイクロマガジン社)などがある。本書は、2023年に刊行された同名単行本の文庫化。
「二人の女性作家の、人生の物語。
これは楽しめました。凄かった。めっちゃ面白いです。
透明なのに質感があって、鋭利というよりも鈍器って感じでした(伝わらないやつ)
前半中盤後半とどんどんと顔を変えて物語は進んでいきます、ちゃんと、もしかしたらこれは、と思わせてくれながら進むのですが、え?と思うのとやっぱりかとても良いバランスで、そして、物凄く良い読後感。
おすすめです。めっちゃ好みでした。」「読み終わった後、タイトルの意味が鮮明に浮かんできて、心にじーんと響きました。著者最高傑作で間違いないと思います。」
「物語の最終楽章に入ってからは手を止める事が出来ませんでした。。
読み終わった時に満足感でいっぱいになりました。
若くデビューした女性作家の心情がフィクションかリアルか分からなくなるほど読み応えがあります。登場人物も愛せる人が多くて幸せを願いながら読みました。
木爾チレンさんの作品を初めて読む人には是非この作品から読んで欲しいです!」
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