カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か? 松原始(著) 山と渓谷社 (2020/6/13)

『天地創造デザイン部』原作者、蛇蔵氏、驚愕!「待ってた! ヘンで終わらない、動物のワケがわかる本! 」

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当???

鏡を見せると、ハトは自分が映っているとわかるそうです。

しかし、カラスはわからず速攻ケンカを売るんだとか…(鏡像認知という動物の認知能力を測る方法のひとつ)。

他にも、サメはカメと間違えて人を襲うことが多く、イルカの交尾はめちゃくちゃ乱暴なこともわかっています。

じつは私たちは、動物のことをぜんぜん知らない――。

本書では、ベストセラー『カラスの教科書』の著者・松原始氏が動物行動学の視点から、

人が無意識に生き物に抱いている〈かわいい〉〈狂暴〉〈やさしい〉〈ずるい〉などのイメージを取り払い、真実の姿と生きざまをご紹介しています。

身近な生きものを見る目が変わるとともに、生物学の奥行きと面白さが感じられる一冊ですよ。

「わかりやすくて面白くて一気読みしました。またイラストがとても美しく表情豊かで、遊び心?(意表をつかれました)もあり大満足の一冊です。」

「本書は、動物に対して我々が持っているイメージをとっかかりに、そのイメージを裏切るような動物の様々な実態を明らかにしてくれる一冊である。基本的にはトピックス集という感じの軽い本だが、一般向けに読みやすく仕上がっている。」

「著者の観察眼、動物行動学者としての誠実さ、ユーモアある文章が見事に重ね合わされた良書だと思う。最近は動物や生物の生態を、人間の生き方になぞらえて語っているような本も多くて、どこまで信頼していいのか読みながら、もやもやすることもあるけれど、本書は違う。科学書としての信頼性を担保しながらも、こんなに楽しい読み物に仕上げることができることを著者は証明している。こういう本がもっと増えると嬉しい。」

 

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