決断力 誰もが納得する結論の導き方 橋下徹(著) PHP研究所 (2021/6/30)

今の日本に足りないのは「誰もが納得できる結論を導く」決断力だ!

どんな難題も迷わず決められる「決断の仕組み」とは?

日々の判断に悩むすべての人に役立つ「橋下流・意思決定術」を大公開!

38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任し、4万8000人の長として、大阪府の財政再建や都構想住民投票実施など、絶対に実現不可能だと言われた難題を実行してきた橋下徹氏。

その理由を、「どんなに正解がわからない問題であっても、組織やチームが納得できる決断をしてきたからだ」と語る。

反対に、昨今の新型コロナウイルスの混乱などのように、「先の見えない状況」に恐れをなして意思決定を先延ばしにすると、人や組織・チームの納得が得られず、何も実現できないと言う。

本書では、先の見えない混迷の時代を生き抜く「橋下流・意思決定術」を解説。

そのポイントとなる「意思決定に至るまでのプロセス」の思考法から、リーダーが自分のチームで活かせる「決断の仕組み」の作り方まで大公開。

日々、正解のわからない問題に挑み、悩むすべてのビジネスパーソン、必読の1冊!

【本書の目次(項目一部抜粋)】
第1章 決断の明暗を分けるのは「事前のルール作り」――「答えのない問題」をどう解決するか
〇弁護士の卵時代に衝撃を受けた「手続的正義」という考え方
〇「決める前」のプロセスが成否のカギ
〇プロセスに納得感があれば、後から批判されることもない

第2章 「強い意思決定」の仕組みはこう作る――人を動かす決断をなすための橋下流ノウハウ
〇意思決定の仕組み作りのポイントは三つだけ
〇「反対意見」を意識できないリーダーは三流だ
〇重要な結論は「オフの時間」を挟んでから決める

第3章 求心力を高める決断をいかになすか――「決めた後」の対応が組織を強くする
〇自分の主張にこだわりすぎるリーダーは、必ず見誤る
〇緊急時には、自分の言葉で語らないと「ハート」に伝わらない
〇府庁幹部を驚かせた僕の「謝罪対応」

第4章 トラブルの時こそ「意思決定の技法」を使う――危機管理マネジメントの七原則
〇「責任はすべて取る」と明言すれば、不都合な情報も集まってくる
〇危機管理の対応は「初動が九割」
〇事実確認前の「全否定」は、最大の悪手

第5章 政治と決断――迷走する政治は何が間違っているのか
〇学術会議問題も、手続的正義の視点が欠けていた
〇組織を動かし、実行するにはまず人事から
〇「手続的正義」を理解できていないメディアの罪

第6章 危機の時代に最善手を導き出すために――未知の危機に対処する思考法
〇新型コロナウイルス「騒動」の出発点は「専門家の判断ミス」
〇僕が体得した「未知の危機に対処する大原則」とは
〇正解がわからないコロナ対策だからこそ、決断までの仕組み作りが必要だ

「政府や企業などのトップリーダーが、様々な課題について決断し、最適な判断を下すための方法論について論じている。
その中には、橋本氏がかつて大阪府知事・大阪市長として決断・実行した具体例とその過程が紹介されており、説得力のある内容となっている。
いたずらに問題を先送りせず、しかし、十分な検討を加えて賛成論と反対論の双方の主張に耳を傾け、じっくり腹落ちするまで考えながらスピーディーに決断するための極意が凝縮されている。
考えてみれば、トップに立つ人達に限らず、我々庶民も日々の生活の中で、「今日はどの服を着ていこうか」「今日は何食べようか」など些細なことから「この仕事はどう進めていこうか」など比較的重大なことまで、判断と決断の連続である。その意味ではこの本は、トップリーダーから庶民に至るまで、いろいろな人々が自分が直面する諸課題に対し、最適解を見出すための心得が示唆されており、非常にためになる一冊である。」

「「意思決定」は経営者のみならず、組織を率いる人はあらゆる場面でしていかなければならない。組織の上位階層に行けばいくほど「正解のない問い」に結論を出していくことが求められる。故に、そういった人たちには、参考になる本だと思う。」


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