クライム・プランナー 翔田寛 (著) 角川春樹事務所 (2021/2/15)

悪党どもに鉄槌を。

いじめ、詐欺、パワハラ──道理や理屈ではどうにもならない問題を解決するため、知恵を使って相手を罠にはめ自滅に誘う「クライム・プランナー」という影の存在がいる。

渋谷の〝のんべい横丁〟でホットドッグとビールしか置いてない店のマスターをしている大柳には、クライム・プランナーとしての過去があった。

その彼の元に友人が血まみれで高速道路に放置されていたという連絡が入る……。

乱歩賞作家が新境地を拓く「現代版・必殺仕事人」誕生。

「横文字タイトルは作品の本質を抉るネーミングならかっこいいけど、見て?となる場合ダサいと感じてしまいます。イジメ、パワハラ、詐欺に私的制裁をする話なのですが、イジメについては被害者が望んだわけではないので後味の悪い結末です。冒頭、大柳の友人が意識不明の重体で救急搬送されるのですが、そこからずーっと過去話が続きます。三分の二が現在に至るまでの説明です。長いです。大柳は頭脳派とも武闘派とも言い難く、結局犯罪者を逮捕できるのは警察で、一番活躍しているのはいかなる女性も演ずることができる春奈です。真相にたどり着く決定的証拠を手に入れたのも彼女だし。大柳は高校時代、自己流で鍛錬しているのですが、本を読んで独学でというくだりを読みあれれ?武術は基礎だけはきちんと指導できる人につかないと変なクセがついてしまい、そのクセが抜けずものにならないのを実際に見ているので。」


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