新たな表現は古語から生まれる!
「好きなキャラをエモく表現するために、感受性を爆上げしたい! 」
そんなとき、いちばんの味方になってくれるのは、古来、先人たちが歴史の中で積み上げてきたグッとくる表現の宝庫、”古語”です。
――うそうそ時に逢いましょう ――海月(くらげ)の骨のような恋をした
――可惜夜(あたらよ)を君とすごせたら ――そして二人は泡沫(うたかた)に還る
本書は、こんなふうに、胸がうずく、心がゆれる日本語表現を、1654語、厳選して詰め込みました。
春夏秋冬、月や星、草花や色、「恋」など人の心を表す美しい言葉だけでなく、
「名おそろしきもの」――怖さやおぞましさで心をつかむ言葉、
様々な物語のイメージソースとなってきた神話や伝説、仏教の言葉、
知る人ぞ知る四字熟語、
現代の文章でも使える伝統的でみやびやかな雅語まで、まんべんなく収集しています。
中身には古文や近代文学からの引用を(現代語訳つきで)できるだけ入れ、
海島千本さんによる美しいイラストを付し、
パラパラと読むだけでも楽しいものになっています。
ご恵投頂いた「エモい古語辞典」を少しずつめくるのが最近の楽しみです。「エモさで震えても語彙を喪失したくない。むしろ語彙力でエモさを増幅させたい。そんな人のための辞典です」という堀越英美さんの言葉にまず執念めいた熱意が。「暁降ち」の読みが「あかときくたち」なんですよ?シビれる。 pic.twitter.com/VYZs0dWoIV
— 末次由紀 (@yuyu2000_0908) September 2, 2022
★小説・マンガ・歌詞などの創作活動全般に。
★お話作りやネーミングのアイデア集として。
★古文や近代文学を楽しむ導入として。
本書をぜひお役立てください。
「エモさにふるえても語彙力を
喪失したくない。
むしろ語彙力でエモさを増幅させたい。これはそんな人のための辞典です。」(著者)
目次:
第1部 天文 ――時間/季節/宇宙/気象
第2部 自然 ――生物/植物/元素/色
第3部 人生 ――感情/人の営み
第4部 物語 ――神話・歴史/怪異/中国/仏教/禅
第5部 言葉 ――ことわざ/二字熟語/四字熟語/近世語/雅語
堀越英美『エモい古語辞典』これは凄くいい。一部厨二とも重なるエモ古語てんこ盛り pic.twitter.com/yBXDCNRwl4
— アニ (@gorotaku) July 20, 2022
「購入してから一度も役立ってない。イラストが邪魔だ。愛用の古語辞典の比ではない。ページの紙厚が繰り難い、本としての体裁のためか。収録された語彙が少なく、実につまらなかった。」
「買って良かったと思います。どこから読んでも良い自由さがあります。今、脱線して古事記と日本書紀を読んでいます。三種の神器の登場シーンを知りたくなったから。例文に私の好きな原石鼎の句や和漢朗詠集の和歌があって、嬉しくなりました。」
「大変参考になると思います。
特に自然、天文のパートなど普通に意味の確認にもなりますし、多少気の利いたことを書きたい時など参考になります。
挿絵多めで可愛いです。」
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