医者が考案した聞くだけで自律神経が整う15曲 小林弘幸[著・作曲] (著), 大矢たけはる[ 作曲・編曲・演奏] (著)アスコム (2020/6/19)

コロナ鬱(うつ)が深刻な問題として取り上げられる昨今。

自律神経のバランスを正常に保つことは喫緊の課題です。

そこで役立てたいのが「音楽」。

聴くだけで自律神経を整える音楽があるなら、それをBGMとして流しておけばいい。コロナ禍のいま、医師が勧める音楽とは…。

『聞くだけで自律神経が整うCDブック』と『聞くだけで自律神経が整うCDブック 心と体のしつこい不調を改善編』から10曲を厳選、さらに未収録曲5曲を加えた豪華ベスト版です。

ストレスや不安で心が疲れている今だからこそ聞いてほしい15曲になっています。

先の見えないウイルスとの戦いに、多くの人が心身ともに疲弊しています。

特に「心の不調」は深刻で鬱症状に悩まされている人も少なくないでしょう。

『医者が考案した聞くだけで自律神経が整う15曲』(アスコム刊)の著者は、自律神経研究で知られる順天堂大学医学部教授の小林弘幸医師。

付属のCDには15曲の「自律神経を整える音楽」が収録されています(総収録時間は71分35秒)。

普段であれば、自分の好きな音楽を聴くのが一番-と思うかもしれません。

著者もそれは同意見だということです。

しかし、不安や心配なことがあって、自律神経のバランスが乱れているときは、医学的根拠をベースに作られた「自律神経を整える音楽」を聴くのがベストなのだとも言っています。

本書のCDに収められた音楽は、ヒーリング音楽とは異なります。

自律神経を整えるには、“思わず過去や未来の自分をイメージしてしまう音楽である必要がある”とする著者。

一般的なヒーリング音楽は、リラクセーション効果や気持ちよさ、心が癒される作用などはあるものの、自律神経調節作用までは持っていないというのです。

その点、このCDの音楽には基本メロディーの要所に「変化」が盛り込まれ、あたかも起承転結のある小説を読んでいるかのようなストーリー性を感じさせる仕組みがあるそう。

Young woman relaxing at the park

自律神経をつかさどるのは脳の「視床下部」とよばれる部位。

外部からさまざまな情報が送られ、それに応じて作用するのですが、視床下部に伝わる情報の中でもとりわけ自律神経のバランスをよくする働きを持つのが「音楽」なのだと著者は説きます。

人間の脳は、本能的に音楽を「快」と感じるようプログラムされているので、そこに「医学的に根拠のある音楽」を聴かせることで、より効果的に心のやすらぎを得ることに結び付く…。

それが本書の主旨なのです。

「仕事のストレスでやる気がでない、なんとなく体調が悪い、という人にぜひ聞いてほしいです。実際に、この音楽を聴いただけで気持ちが落ち着いた、とか、ぐっすり眠れたといった喜びの声がたくさん届いています」

と語るのは、編集を担当したアスコムの小林英史氏。

CDを聞きながら、イラストがふんだんに使われた本書を読んでいくうちに、心が落ち着き、また自律神経への理解も深まっていくでしょう。

心の不調を感じたら、あるいは感じそうになった方に。

 

「今月7月1日に発売されたばかりの本。リニューアルバージョン。自律神経のしくみや、自分はどの自律神経失調症のタイプなのかチェックでき、セルフケアの仕方もシンプルにわかりやすく書いてあります。過去や未来をイメージすることが自律神経のセルフケアに役立つとのこと。勉強になるよい内容でした。是非おすすめです。コロナで心身共に不安定になる時期だからこそ、心が穏やかになる音楽でリラックスしましょう。」


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