眼科医が教える目の取扱い方
目が見える仕組みから病気の原因、治療や予防まで詳細図解付きで分かりやすく解説!
視界がかすむ、光がまぶしい、目が痛い……
放っておくと失明や命に関わることもある目の病気。
早めに気づいて治療を始めれば、進行を食い止めたり、治せるものも増えています。
いつまでも健康な目でいるために、知っておくべき目の知識が詰まった一冊です。
人生100年といわれる時代、
歳を重ねてもしっかりとよく見える目を保つことはますます重要です。
目が不自由になってしまえば、長い人生を楽しむことは叶わないでしょう。
他の病気と同様に目の病いも早めに発見して早めに治療することが大切です。
特に緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性などは初期には自覚症状もなく、進行してしまってからでは選択できる治療法が限られてきてしまいます。
「もう少し早く受診していれば……」ということにならないために、日頃から目のことについて知っておけば、早いうちに対処することができます。
普段から目について知識を深めることは、目の健康を保ち、目の老化防止や病気予防にもつながります。
また、治療方法も日々進歩しており、これまで回復させられなかった視力を取り戻すことも可能になっています。
本書では、現役眼科医が一般の人でも分かりやすいように図版を豊富に使って目の構造や病気のメカニズムを解説。
一般の人だけでなく、医学生や眼科を専門としていない医療従事者にも読んでもらいたい一冊です。
【目次】
はじめに
Chapter1 危険なサインを見逃さない!
症状で分かる病名インデックス
・急に見えなくなった(視力障害)
・徐々に見えなくなった(かすみ目・霧視)
・うまく見つめられない(中心視野障害)
・歪んで見える(変視症)
・視野に欠けがある(周辺視野障害)
・まぶしい(羞明)
・光が見える(光視症)
・糸くずが飛んで見える(飛蚊症)
・ものが二重に見える(複視)
・目が痛い(眼痛・異物感)
・目がかゆい(掻痒感)
・目が赤い(結膜充血)
・目が乾く(乾燥感)
・涙が出る(流涙)
・目やにが出る(眼脂)
・目が疲れる(眼精疲労)
・ピントを合わせにくい(屈折異常・調整力障害)
・目が腫れる(眼瞼腫脹)
・まぶたが垂れてきた(眼瞼下垂)
・目つきが不自然(眼位異常)
・暗い場所だと見えにくい(夜盲)
Chapter2 「見える」の仕組みとは?
目の基本構造
・人間の目について知る
・眼球を構成する基本的な部位
・遠くのものや近くのものを見る仕組み
・視力とは
・近視と強度近視/病的近視とは
・遠視ってどういうもの?
・老眼はなぜ起こる?
・目は「心のアンテナ」
・視力矯正の方法
・メガネ・コンタクトの正しい選び方
・大人のメガネ
・子どものメガネ
・オルソケラトロジーって何?
・レーシック(LASIK)
・ICL(眼内コンタクトレンズ)
・全身疾患と目の病気
・ブルーライトと目
・生活環境の変化と大人の目
・生活環境の変化と子どもの目
・紫外線と目
Chapter3 正しい知識で早期発見・早期回復!
目の病気と治療法
・角膜・結膜 角膜炎・結膜炎
角膜炎
角膜異物・結膜異物
コンタクトレンズ障害
翼状片
結膜炎
アレルギー性結膜炎
結膜下出血
・水晶体 白内障
・硝子体 硝子体出血
飛蚊症・後部硝子体剥離
・網膜 網膜動脈閉塞症
網膜静脈分枝閉塞症
網膜中心静脈閉塞症
糖尿病網膜症
加齢黄斑変性
黄斑円孔
黄斑浮腫(嚢胞様黄斑浮腫)
黄斑前膜(黄斑上膜・網膜前線維症などとも)
その他の黄斑疾患
網膜裂孔・網膜?離
網膜色素変性症
・ぶどう膜 ぶどう膜炎
・緑内障 緑内障
・視神経・脳の病気 視神経・脳の病気
・涙の病気 ドライアイ
流涙症
涙嚢炎
・まぶたの病気 内反症・外反症・逆まつ毛
めばちこ・ものもらい
眼瞼下垂
片側顔面けいれん
眼瞼けいれん
・目の向き・複視 斜視
複視
弱視
・その他 眼球突出
眼外傷
夜盲症・色覚異常
眼振
Chapter4 いつまでも健康な目でいるために
目の正しいお手入れ方法
・早寝早起きで目もパッチリ
・有酸素運動は目にも効果的
・筋肉ゆるふわストレッチで目も楽に
・目の疲れを取るマッサージ・つぼ
・タバコは目の天敵!
・アルコールは適量を
・加齢に対する目の予防
・目を守る食生活やサプリメント
・目の症状と漢方
・自分に合った眼科医の選び方
Chapter5 不自由なく見える暮らしで
人生100年時代を豊かに過ごす
・加齢に伴う衰え(フレイル)を防ぐ
・アイフレイルを防ぎ、目の健康を
・高齢になったら、特に心配すべき目の病気
・目の定期健診を
・日々進化している眼科治療
おわりに
用語集 索引
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