ひとりも、死なせへん 長尾和宏(著) ブックマン社 (2021/9/14) 2,492円

コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記

本当の敵は、ウイルスではなくて人間なんじゃないか?

「指定感染症2類相当から5類へ! 」
「イベルメクチンを開業医の武器に! 」
「ステイホームで高齢者を閉じ込めて認知症を悪化させている! 」

…… 何か提案をするたび、「町医者のくせに」と叩かれ、おかしな医者だと指さされた。

しかしこの人間が地域を守り、多くのコロナ患者を救ったのは、まぎれもない事実である。

本書は2020年1月より2021年8月の長尾和宏のブログから主にコロナ関連の記述を抜粋し加筆、編集したものである。

一人の町医者の闘いの軌跡であると同時に、日本のコロナ対策を振り返るための、貴重な記録にもなった。

まるで、カミュの「ペスト」のように。

人々の生活に密着した地域包括ケアの現実を、コロナ分科会の専門家たちは知らないし、為政者たちも町医者の意見に耳を傾けてこなかった。だから、市民生活が破壊されることなどお構いなしに、1年半以上にもわたって自粛を要請し続けることが平気でできるのだ。
もし、長尾先生の提言が間違っているというのなら、より具体的で実現可能な対案を出すべきだ。
――鳥集徹 (本書解説より)

「昨年からのコロナに取り組んできた実践編なので、ほんとに迫力あり、感動しました。
早期診断、早期治療がなによりも大切で、重症化を防げることがわかりました。
私は医療については素人ですが、当初から、なぜ既存の治療薬で効き目があるものを使わないのか不思議でした。まるでワクチン、オンリーの世の中が胡散臭い気がします。コロナを機にネットで世界の情報を調べると、なんとあちこちでいろんな薬が提案され、効果的だとの医師の動画があり、それがユーチューブなどで削除されていたことがわかりました。意図的な犯罪のような気がします。長尾先生の活躍がどうぞ広がりますように、心から支援しています。」

「一気に、でも考えさせられながら読みました。謙虚で人に寄り添い、でも言うべきことは言う。こんなお医者さんに診察して欲しいと、誰もが思うのでは。
国会議員、分科会、知事の皆様に読んで欲しい本です。」

「実際に初期からコロナ患者をみてきた町医者の記録は大変貴重な資料だと思いました。読了後、永久保存棚に入れました。」


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