衝撃の結末に心がざわつき、いやな後味が残るミステリーが「イヤミス」。
本書は、好評を博した第一弾『あなたの不幸は蜜の味』と同じく、女性作家による鳥肌必至の「イヤミス」傑作短篇を集めたアンソロジー。
自分で気づかないうちに生徒を傷つけていた人気教師の身に、十三年後に起こったことを描く「パッとしない子」(辻村深月)。
都心のマンションから郊外の公社住宅に「都落ち」した一家が遭遇した人間関係の闇に、読む者の身の毛がよだつ「コミュニティ」(篠田節子)。
東京という都市の持つイメージに絡めとられ、破滅した二人の女性を描く「裏切らないで」(宮部みゆき)など、
読み出したら止まらない、「嫌度数」マックスの作品が揃いました。
人間の「怖い」本質に、目を背けることなく立ち向かいたいあなたにおすすめの一冊。
書き下ろし二作を加え、さらにパワーアップした「イヤミス傑作選」第二弾!
#読了 『あなたの涙は蜜の味_イヤミス傑作選』辻村深月/宇佐美まこと/篠田節子/王谷晶/降田天/乃南アサ/宮部みゆき 豪華すぎる作家サンのアンソロジー。
もちろん短編なのですが、一作品読んだら少し休憩を入れないとゾワゾワ感とムカつきがおさまらず、次の作品に進めな…そんなイヤミス。 pic.twitter.com/ia0GkNnikF
— ミユ (@longpeaslast) September 13, 2022
目次
パッとしない子(辻村深月)
福の神(宇佐美まこと)
コミュニティ(篠田節子)
北口の女(王谷晶)
ひとりでいいのに(降田天)
口封じ(乃南アサ)
裏切らないで(宮部みゆき)
解説(細谷正充)
「これは面白いんじゃないか、と期待して読み進めると「え?もう終わり?これが結末?」って落胆する作品ばかり。乃南アサは流石だけど彼女のストックにはもっと卑劣な嫌ミスあるよね。」
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