2020年の恋人たち 島本理生(著) 中央公論新社 (2020/11/20)

ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。

落ち着く間もなく、店を引き継ぐかどうか、前原葵は選択を迫られる。

同棲しているのに会話がない恋人の港、母の店の常連客だった幸村、店を手伝ってもらうことになった松尾、試飲会で知り合った瀬名、そして……。

楽しいときもあった。

助けられたことも。

だけどもう、いらない。

めまぐるしく動く日常と関係性のなかで、葵が選んだものと選ばなかったもの――。

直木賞受賞後長篇第一作。


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