庭の桜、隣の犬 角田 光代 (著) KADOKAWA(2026/1/23) 946円

30代・結婚5年・子供なし。結婚って夫婦って何だろう?リアルな夫婦小説

田所房子は宗二と結婚して5年。

新婚時は弁当屋でバイトをしていたが、夫の転職を機に辞めた。

ある日、夫から「おれ、部屋借りようと思うの」と切り出される。房子は不満ながらも合い鍵をくれるならと受け入れる。

対して宗二は風呂のない四畳半の生活を満喫していた。

宗二に好意を寄せる同僚・和田レミが突然泊まりに来たり、立ち食いそばをひとり啜ったり。

房子は宗二に住所を尋ねず、合い鍵を片手に宗二の部屋を捜し歩く。

角田 光代
1967年生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、『対岸の彼女』で直木賞、「ロック母」で川端康成文学賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、『源氏物語』訳で読売文学賞(研究・翻訳賞)、『方舟を燃やす』で吉川英治文学賞を受賞。

「ごく普通の夫婦、家族のように見える、平凡な人たち。でも、どこか奇妙で、可笑しく、不気味ですらある。
角田さんの描く日常は、ものすごく鋭い。登場人物の会話はとてもリアルで、品がなく、知性が感じられないのが、これまた現代を鋭く突いている。面白かったし、怖かった。唯一残念なのは、角田さんはいつも本のタイトルで損をしていると思う。この内容には、もっといいタイトルがあるはずだと感じた。」


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