三十五歳の誕生日を迎えたメイ。

「いつから彼氏いないんですか?」

「何が目標なんですか?」

――失礼な後輩に憤慨しつつも、カフェの副店長として働く日々はそれなりに充実している。

毎日同じメニューを頼むお客さんも、そんな日常の一部だったのだけど……。

久しぶりの恋に戸惑う、大人になりきれない私たちの恋愛小説。

「”大人”と”子ども”の境界線はどこだろう。経済的な自立?ビールの味を知ること?誰かのために動けること?大人なのに大人のような恋ができない、素直になれない主人公。恋愛小説というカテゴリではあるが、大人になることについて考えるキッカケをくれる一冊。」

「三十代半ばの女性が主人公です。若い頃からの勢いにも似た生き方がスローダウンしている主人公が周りや自信からの揺らぎから、ゆっくりですが人生が動き出していく様を描かれています。とても佳品な小説です。読んでいて人生を受容するという言葉を思い出しました。男性が読んでいても、理解できる内容で興味深く読みました。」

「大人になっても恋の仕方は学生だった頃と変わらないような気がします。この作家さんはデビュー作から読んでいるかたの1人です。」


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