ロウ・アンド・ロウ 村山由佳 (著) 毎日新聞出版 (2025/10/29) 各935円

結婚13年。

愛の賞味期限が過ぎても、平穏な生活が続くと思っていた。

あの人が現れるまでは…。

夫婦の歪みと「再生」を高解像度で描く、デビュー30年にして到達した恋愛文学の極致。

東京の広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年。

毎日の生活にうっすら不満を抱えつつ、表面的には凪いだ日々を送っていた。

ところが、20代の美登利を美容院のアシスタントとして招き入れたことで少しずつゆらぎが生まれて……。

気づかぬうちに”深い川”に隔てられた二人は再び漕ぎ寄ることができるのか?

夫婦、そして、男と女の心理を細密に描き出した傑作長編。

村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、島清恋愛文学賞を、21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。近著に『星屑』『ある愛の寓話』『二人キリ』『PRIZE―プライズ―』など。

「ちょうどこういうのを読みたかったのでとてもよかった。シゴデキの主人公涼子は年下夫で美容師の孝之とはセックスレスだった。さらに美容室に若くてかわいいアシスタント美登利を雇うことになり、二人はさらによそよそしくなってしまう。結局孝之と美登利はデキてしまうし涼子も別の男と……。性描写がとても好みでした。最後は美登利の妊娠、涼子が元彼の妻と出くわすなどいろいろありすぎてビビった。」

「村山氏の圧倒的な筆力で読者がねじ伏せられ、一気読み。
幸福な読書時間としかいいようがない。
分厚い本にも関わらず、読み終えてしまうのが残念なくらいに村山ワールドに引き込まれた。」

「村山由佳さんの小説はほとんど読んでいます。
仕事ができて有能な妻と、甲斐性がないのに嫉妬深くモラハラで自分勝手な夫という組み合わせは
村山さんの小説に何度も繰り返し出てきますね。。。
たぶん、村山さん自身と別れた旦那さんがモデルで、
それを雛形にして書いているからリアリティーがあるんではないかと想像します。

うちの夫婦も似た感じなのでものすごく共感して読んでしまいますが
こんな下らない男ばかりだと思うと救われませんね。。。

しかし村山さんの小説はぐいぐい読ませます。
分厚い本なのに3日くらいで読んでしまい、さすがというしかありません。」

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