戦前から看護婦、保健婦として活躍し、75歳のとき三重県最高年齢でケアマネジャー試験に合格。
88歳でサ高住「いちしの里」に勤務、97歳の今も現役で働き続ける池田きぬさん。
「こんな年まで仕事続けるとは思わなかったけれど」「3日家にいると外に働きに出たくなってしまう」。
週1~2回、人手が足りない日に朝から勤務に入る。
「年だからと甘えてはあかんですね。できることは自分でせな」「若い人のサポートをするのが年寄りの役目」。
【医学書新刊】
「死ぬまで、働く。」池田きぬ著/
すばる舎
御年97歳で今も看護師をされる池田さん。”生涯現役”で仕事ができる喜びと幸せ、日々を上手く暮らす知恵など、ほっこりとした文章でつづる、人生こうでありたいと思う1冊です。#三重の著者#池田きぬ#すばる舎 pic.twitter.com/WNBQ9gjbIj— 丸善四日市店 (@maruzen4ka1) December 4, 2021
やっぱり体はえらくなる(=疲れる)けれど、仕事中は休まず。
きびきびと動き、入居者1人1人に親身に声をかける。
お世話する入居者はほとんどが自分より年下。
みなさんが元気になり、家族の方が喜んでくれるのが何よりの喜び……。
夫が先立ち20年、ひとり暮らしを今も続ける。
家のことも、できる限り自分で。
庭で花や野菜を育て、料理を楽しむ。
自転車にも乗る。
「人生100年時代」が叫ばれる今、「いつまで働かなくてはいけないのか……」と暗くなる向きも多い。
そんな中、きぬさんの存在は大きな希望。
「高齢になっても働く」ことを前向きにとらえる──そんなメッセージを発信。
きぬさんの仕事観から、これまでの人生、日常生活、上手に生きる知恵まで、心温まる写真とともに語りおろす。
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