生き物が老いるということ 稲垣栄洋 (著) 中央公論新社 (2022/6/9) 902円

どうして人間以外の生き物は若返ろうとしないのだろう?

イネにとって老いはまさに米を実らせる、もっとも輝きを持つステージである。

人間はどうして実りに目をむけず、いつまでも青々としていようとするのか。

実は老いは生物が進化の歴史の中で磨いてきた戦略なのだ。

次世代へと命をつなぎながら、私たちの体は老いていくのである。

人類はけっして強い生物ではないが、助け合い、そして年寄りの知恵を活かすことによって「長生き」を手に入れたのだ。

老化という最強戦略の秘密に迫る。

著者について
稲垣栄洋
静岡大学大学院農学研究科教授。静岡県出身。岡山大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。農林水産省、静岡県農林技術研究所等での勤務を経て現職。『弱者の戦略』(新潮選書)、『生き物の死にざま』(草思社)、『はずれ者が進化をつくる』(ちくまプリマー新書)、『大事なことは植物が教えてくれる』(マガジンハウス)、『手を眺めると、生命の不思議が見えてくる』(家の光協会)、『命とこの世の倫理 「般若心経」を解く』(コスミック出版)ほか著書は150冊以上。


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