夢を喰う男 本城雅人 (著) 幻冬舎 (2022/6/22) 1,760円

ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟

「競馬は9回の落胆と1回の喜び」
–ノースヒルズ 前田幸治

見果てぬ夢、至高の頂へ。

キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイル……

人馬一体で悠久の未来へと疾走する、感動のノンフィクションノベル!

挑戦者の孤独と憂鬱、そして怒り。
逆境を越えて、ビジネスでも競馬でも勝つためのアイディアが詰まった一冊。
――サイバーエージェント代表取締役 藤田晋

正解も方程式もない、
競馬の真の面白さがここにある。
あのダービーの感動が克明に蘇りました。
――JRA騎手 武豊

「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」

「いえ、たまたまですよ」と幸治は謙遜するが、腹の中で思ったことは違う。

──なにが運がいいだ。俺はこれまで失敗と落胆を繰り返し、めげずにやってきた。

この果てしないトライ&エラーの結果を、運の一言で片づけるな。

失敗から学び、辛い時こそチーム全員で手を取り合って前へ進む。

諦めずに進化と変革を目指す者だけが、この世界を生き抜くことができるのだ。

幸治には、体でそれがわかっていた。

著者について
1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学経済学部卒業後、スポーツ紙記者としてプロ野球、競馬、メジャーリーグ取材などに携わる。退職後、松本清張賞候補作の『ノーバディノウズ』で2009年に作家デビュー。同作でサムライジャパン野球文学賞の大賞を受賞。17年『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞受賞。著書に『終わりの歌が聴こえる』『にごりの月に誘われ』ほか多数。


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