怪しすぎる男はあたしのおじさんで探偵!?
「おまえら、困ったことがあるんだろ? 相談にのってやってもいいぜ」
みずきは小学五年生。ある日、公園で親友・あんなの相談にのっていたところ、怪しげな男に出会う。
夏なのにコートを着た金髪ロングヘアの男は、みずきの亡くなった父の兄で探偵だと言う。
あんなは、ピアノ教室で起こったテディベアどろぼうの濡れ衣を着せられていた。
話をこっそり聞いていた男は、自分が解決してやろうと言い出して・・・
『虹いろ図書館のへびおとこ』(河出書房新社)で、第1回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞した櫻井とりおさんのとっておきの新作!
ミステリーも笑いも涙もある、心温まる優しさいっぱいのエンターテインメントです!!
読めばあなたも、謎多き男・ひぐっちゃんの魔法にかかってしまうかもしれません。
『あたしとひぐっちゃんの探偵日記』#読了
小5のみずきは、親友のあんなの相談にのっていたら、怪しい男に出会う。
みずきの亡くなった父親の兄で探偵だという彼は、あんなが悩んでいる事件を解決しとくれるという。さくさく読めて面白かったです。
登場人物も好き。
続きが出たら読みたいです! pic.twitter.com/Yjnu0WCYBO— モモ (@0324books) August 20, 2022
「あっという間に読み終わった。小学生のみずきにあきれられる、謎のおっさん、ひぐっちゃんがかわいい。」
「櫻井とりおさんは、『虹いろ図書館のへびおとこ』で、第一回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞なさった。長く図書館におつとめで、たくさんの絵本や児童書にかかわってこられ、図書館に来るこどもたちのための季節のイベントなどを担当してこられたらしい。たぶん、ふつうにおとなとして有能なひとになることより(あるいはそれと同等ぐらいに)、こどもの気持ちをわかることのほうに傾注して生きてこられたのではないか。だから、ほんとうにきちんとした職業についていた公務員さんなのに、だったはずなのだが、なかみは、ふつうのおとなからはちょびっとはみだしているかもしれない。学者か、芸術家か、探偵か、図書館員さんみたいに。ひぐっちゃんみたいに。
ひぐっちゃんに、これっきりじゃなく、また会いたいな。続編希望です。」
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