中年太りというのは、40代ごろから始まるとされています。
それでも、30代半ばあたりからその傾向がみられるという人もいるようです。
男性・女性に共通してみられるのが中年太りの原因がいくつかあります。
基礎代謝の低下によるもの
中年太りの原因の代表選手といえるのが基礎代謝の低下です。
基礎代謝は、安静時のエネルギー消費量のことです。
この基礎代謝というのは、1日の総消費エネルギーの約7割を占めるといわれているのです。
この基礎代謝が低下してしまうと、食べ物から吸収したエネルギーを消費する効率が低下してしまうのです。
そのため、太りやすい体になってしまうということですね。
基礎代謝は10代以降からゆるやかに低下していくとされています。
中年太りが始まる40代前後の頃は、特に大きくこの基礎代謝が低下する傾向にあることがわかっているのです。
筋力の低下
筋肉というのは、エネルギー消費が行われる場所です。
その筋肉が衰えてしまうと、必然的に痩せにくい体となってしまうのです。
若い時分は筋肉で引き締まっていたボディーが、加齢とともに緩くなってしまうという見た目の変化も、中年太りの特徴なのです。
老化による体質変化
人間の体は、老化によって気づかないうちに変化していきます。
代表的なものが「酸化」や「ホルモンバランスの変化」なのです。
酸化というのは、いわゆる体の錆びのことです。
人間の体は、酸素と食べ物が結びつくことによってエネルギーをつくり出しています。
そのため、体が錆びることは避けられないのです。
体の錆びが「動脈硬化」の原因になっていることも事実です。
動脈硬化は脂質の酸化によって起こります。
そして、中年太りにも関係しているのです。
中年太りを解消するには、抗酸化を心がけることが大切ということですね。