六色の蛹 櫻田智也 (著) 東京創元社 (2024/5/31) 1,980円

昆虫好きの優しい青年は、

人の心の痛みに寄り添う名探偵

日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した

『蝉かえる』に続く、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作!

昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。

行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。

ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。

花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。

ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。

日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蝉(せみ)かえる』に続く、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作! 著者あとがき=櫻田智也

■目次
「白が揺れた」
「赤の追憶」
「黒いレプリカ」
「青い音」
「黄色い山」
「緑の再会」

「昆虫好きの青年、?沢泉が探偵役を務めるシリーズの第3短編集です。
『白が揺れた』『赤の追憶』『黒いレプリカ』『青い音』『黄色い山』『緑の再会』の6篇が収録されてます(最初の3作は『私魚の手帖』に掲載されたもので、残りは書き下ろし)

このうち『赤の追憶』と『青い音』が、シンプルかつ鮮やかな真相で好みにあいました。
もちろん、他の作品も悪くはないんだけど、少しごちゃごちゃしているように自分は感じました。

次回作が読めるのはいつになるかわかりませんが、楽しみにして待ちます。」


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