「週刊文倫」の新米記者・糸川瑠花は、敏腕ではあるが曲者の特派員記者・戌井のアシスタントとして、二ヶ月前に都内で起きた殺人事件を追っていた。
何者かに女児が連れ去られ、遺体で発見されたという事件だった。
「なぜ二ヶ月も前の事件を?」と訝しがる瑠花だが、戌井はその理由を明らかにしない。
―女児殺害事件から遡ること半年前、とある死刑囚の刑が執行された。
するとそれが号砲であるかのように、各地で児童殺害事件が起き始めていたのだった。
新米記者と曲者特派員が追う、凄惨な事件の真相とは…
『スクープの犬』平沼 正樹
マスコミ問題や冤罪、復讐等を巧みに織り交ぜた社会派ミステリー。主人公である瑠花のキャラ設定や戌井などの脇を固めるキャラも魅力的。過去作とは違った作風で楽しめた。次作をお待ちしております??#読了#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/97ldEqQs0y
— kamitako@読書垢 (@kamitako_livre) August 26, 2022
【目次】
第1話 ジャーナリズムの足音
第2話 人のネタに首突っ込むな!
第3話 赤ちゃん泥棒
第4話 イルカのスクープ
第5話 河童からの手紙
第6話 雨の中で見た男
最終話 真実は一つじゃない
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