鬼軍曹の歩いた道 前田三夫 (著) ごま書房新社 (2022/7/22) 1,980円

甲子園通算26回出場を果たした伝説の監督、初の自伝!

高校野球界で人気No.1(名誉)監督の書き下ろし

執筆に3年をかけた360頁の超大作!

自らをここまで客観視できる人が、いったいどれくらい居るだろうか。

「甲子園通算51勝、3回の全国制覇」という稀代の名監督。

だが、その華々しい戦績の陰で、実はクビ寸前を2度も経験している。

孤独を深めるなかで必死にノックバットを振れば、「勝利至上主義」などといわれ苦悩した。

時にヒール役、しかし、決してブレずに挑み続ける姿は唯一無二で、魅了される高校野球ファンは多かった。

前田三夫は、本来は、ユニークで楽しい人柄なのだ。

その笑顔を封印し、「鬼」に徹した日々を、生い立ちとともに振り返ってくれた。

そこには、狂気にも似た愛と情熱が迸っている!

「こんな人生、そうはない」。

二度と出ないかも知れない「野球部監督のバイブル」。

間違いなく一読に値します。

目次

まえがき

第一章 若き日の記憶 1949(昭和24)年~1986(昭和61)
・実家は半農半漁。ヤンチャな前田家三男坊
・木更津中央高校時代。指導者になり生かされた挫折経験
・帝京大へ。遠いレギュラーへの道。そして覚悟を決めた。下手でもやり続ける
・帝京高校・監督に。指導者としての第一歩を踏み出す
・無名校ゆえの挑戦。「帝京」の名を売るために自腹で中学校回り
・第50 回センバツに初出場。ついに甲子園の舞台へ
・センバツ準優勝の快挙と「とんねるず」石橋のいた時代
・またもクビ寸前。「1年以内に甲子園」を突きつけられた先に、運命の出会い
・センバツ2度目の準優勝。その裏で、試合前の誤報が調子を狂わす!?
・夏合宿で監督が消えた!? 二度と使えない奥の手で選手を鼓舞
・鍛錬の場、帝京グラウンド 道具の扱いを教え、手作りグッズで練習に工夫

第二章 帝京、全盛時代 1987(昭和62)年~1995(平成7)年
・エース芝草の覚悟と、春夏連続甲子園出場
・吉岡雄二を擁し、悲願の夏初優勝。全国の頂点に
・春夏連続甲子園出場と池田との激闘
・エース三澤で初のセンバツ制覇。春夏連覇はならず
・手を焼いたヤンチャ選手。もしヤツが本気になれたなら……
・センバツ後に起きた騒動と、その裏に隠された真実

第三章 熟考の時代。求め続けたベストな指導法 1996(平成8)年~2011(平成23)年
・勝ちにこだわらないのなら、何にこだわって野球をやるの…

「私は、前田監督の、教え子です。また、知らなかった前田監督も、知ることができました。
帝京の歴史、前田監督の歴史、前田監督最高です。」


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