現金3400万円を残して孤独した身元不明の女性、
あなたは一体誰ですか?
はじまりは、たった数行の死亡記事だった。
警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。
「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。
ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化!
『ある行旅死亡人の物語』
尼崎のアパートで3千万円以上の大金と共に発見された遺体の謎に迫るノンフィクション
遺体はそこに40年も住んでいた高齢女性だが、奇妙なことに家には身元の特定につながるもの無い
記者は僅かなヒントを手に女性の人生に接近する
よくできたミステリのよう 一気に読みました pic.twitter.com/YEFbuHE3t0— あまどく (@bookhunterosaka) February 7, 2023
2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。
現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑……。
記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。
たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは?
「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。
「ある行旅死亡人の物語」を寝しなにちびちびと読み進めている。この「事件」は去年のネット記事でも読んだけど,本ではあらためて自分は歳とってるんだなあと思った。若い著者たちはフジカラープリントに年号が入ってた事も知らんし、日本専売公社とは…と解説してあったり。 pic.twitter.com/NpFsoi1ODL
— さま (@n_rgvp) February 7, 2023
「3,400万円を残して孤独死した女性の身元を探すノンフィクション。 小説ではないので、ドンと重く響く感動があった。 本名も、住民票にもない女性。大金を持っていながら、なぜ古い部屋で住み続けていたのか。 人は生きた痕跡を必ず残すというのだが、さて女性は無名で残る方を選んだのではないかという気もする。」
「久しぶりに夢中になって本を読みました。女性は結局なんだったのだろう、、寝る前に妄想が止まらなくなりそうです。ある意味読んだ後もずっと楽しめる珍しい本です。」
「続編が読みたい。宮部みゆきの「火車」、平野啓一郎の「ある男」のノンフィクション版。これを元にした小説に、期待します。」
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