死体の汁を啜れ 白井智之 (著) 実業之日本社 (2025/4/4) 924円

この街では、なぜか人がよく殺される。

ならず者たちが謎を追う!!

ミステリ・ランキングを席巻する鬼才が贈る、前代未聞の死体パズラー!

豚の頭をかぶった死体、死体の腹の中の死体……

殺人事件の発生率は南アフリカのケープタウンと同じくらい。

そんな牟黒市で見つかる一風変わった死体の謎を追うのは、文字の読めないミステリ作家、深夜ラジオ好きのやくざ、詐欺師まがいの女子高生、事件を隠蔽してばかりの刑事。

ミステリ・ランキングを席巻する鬼才が贈る死体大博覧会【EXPO】、開幕!!!

解説/東川篤哉

【目次】
前日譚
豚の顔をした死体
何もない死体
血を抜かれた死体
膨れた死体と萎んだ死体
折り畳まれた死体
屋上で溺れた死体
死体の中の死体
生きている死体
後日譚
解説 『死体の汁を啜れ』を削れ 東川篤哉

著者について
1990年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作『人間の顔は食べづらい』で、2014年にデビュー。23年『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』で本格ミステリ大賞受賞、「2023年 本格ミステリ・ベスト10」第1位。さらに『エレファントヘッド』が「2024年 本格ミステリ・ベスト10」第1位となり、二連覇を達成。他に『東京結合人間』『おやすみ人面瘡』『お前の彼女は二階で茹で死に』『名探偵のはらわた』『ぼくは化け物きみは怪物』など著書多数。衝撃的な作品で読者の度肝を抜く、気鋭の本格ミステリ作家。

「ミステリーはほぼ興味ないのですが、猟奇的な描写が好きなのでこの方のファンです。今回はあまり猟奇的ではないですかね?ここ数年は抑え気味です。ただ、死体の中の死体の真相はとても発想がよかったです。あと歩波ちゃんがかわいかったですね。わりと常識人ぽかったけど淡泊で胆が据わってるのがよかったです。」

「ほぼ全作を読んでいるが、一言でいえば「鬼畜で猟奇な伊坂幸太郎」だと思う。しかも、乱歩から現代に至る歴史的「本格」メカニクス全部盛り。美しい。加えて本作では「さわやか」というあり得ない読後感まで実装した。恐るべし。でも白井未経験者は、「名探偵のいけにえ」から読むことをおすすめします。」

「牟黒市で次々と発見される異様な死体の数々…相変わらずくせが強いので読む人を選びそうだが、どの短編も楽しく読めた。
事件を追う推理作家と刑事と高校生とヤクザのキャラクターがいいので、終盤になるにつれ物語に引きこまれる。本格ミステリとしての満足度も高くて、特に『折り畳まれた死体』が印象に残った。」


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