読者を小説世界に引きずりこむために作家は書き出しにどんな工夫を凝らしているか。
サスペンスを持続させるにはいかなる妙技が必要か。
登場人物の名前がもつ意味は。
「エマ」「ユリシーズ」から「ライ麦畑」「日の名残り」まで、古今の名作を題材にその技法を解明し、小説味読の楽しみを倍加させる一書。
デイヴィッド ロッジの小説の技巧とかも読んだけどあれに「天気と主人公の行く末や心情をリンクさせるのよくないねーーっ☆」って書かれてて(わたしはそれでも好きンゴ!!!!!!!!!!!!!)って切れたこともある
— ひゃくまる (@osiroiobake) January 15, 2018
「純文学の醍醐味を少しずつ集めたようなこの本。開くたびに学ぶことがあります。ただ何となく呼んでいた巨匠の作品が、また違った色合いでよくもとができました。しばらくの間、机の上に立てかけて、ことあるごとに開くことになりそうです。」
「この本が国語のテストで役に立つことはまずないだろうが、あなたが小説を純粋に愛しているならば読んで損はない。」
「タイトル通りの本だが、英米文学、というよりイギリス文学に偏って作家が取り上げられてる、というのは注意。オースティンくらい読んだことのある人でないなら、結構そのあたりの記述は読んでて退屈だろうと思った。あと、著者が自分の小説執筆時の体験について語っているが、そこもどうかな。人によっては冗長に感じるかも。」
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