仕事と人生 西川善文 (著) 講談社 (2021/3/17)

ラストバンカー・西川善文が晩年に語っていた「仕事ができる人」とは?

2020年9月に世を去った、稀代の銀行家の遺言。

「鬼上司」「不良債権と寝た男」…悪評を物ともせず、時代の先を見通し、今何をすべきか腹の底から理解した男は、人の真価を見抜く天才だった。

いつの時代も変わらぬ本物の仕事術がここにある!

◆おもな内容
・仕事ができる人はシンプルに考える
・どんな問題でも、それほどたくさんの急所があるわけではない
・仕事の出来は70点で手を打つ
・何もかも自分で引き受けず、他人の力を借りる
・一つ上の立場で考えるかどうかで差がつく
・部下を育てると同時に自分も成長する
・序列や役職で相手を見てはダメ
・机上でわからないことが現場にある
・やるべきことを断行する勇気を持つ
・特別な人脈より有効な人脈を持つ
・人の目が届かない仕事で甘えてはいけない
・お客に一方的にしゃべってはいけない
・相手は何が得意かを知っておく
・状況が悪いと逃げ出す人間は下の下
・ピンチをチャンスにすれば大きな変化を作り出せる
・見たくない現実こそ直視する
・「一緒に頑張る」はかえって危険
・自分でやるしかないと心に決める

◆目次
第一章 評価される人
第二章 成長する人
第三章 部下がついてくる人
第四章 仕事ができる人
第五章 成果を出す人
第六章 危機に強い人

「住友銀行入行から、その過程で学んだことやエピソード、銀行マンとしてのあり方が書かれています。文中にもありますが銀行は「晴れの日に傘を貸し、雨の日には貸し剥がす」イメージがありますが、良き銀行員の姿とて「粉飾決済を行う企業は論外であるが、顧客企業の将来を共に考え、伸びる可能性のある事業を手助けしようとする姿勢」には、感心させられました。」

「著者は10年前に「ザ・ラストバンカー」という本を書いている。「厄介なことばかりやってきた」という百戦錬磨の銀行マンによるビジネス戦記だが、本書はそのダイジェスト版といえるだろう。このため、詳しく知りたい出来事については「底本」を読むといい。前著と違うのは、仕事のやり方や組織人の心がまえが主となっており、経営者向けの提言もあるところ。審査部と調査部の長い経験から得た観察眼は鋭く、気の緩みや慢心といった「経営の落とし穴」への戒めは傾聴に値する。」

「新入・若手・中堅社員、中間管理職、部門長クラス等、階層に応じた有意義な提言をコンパクトに纏めてある。読み易い。コスパ高。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事