その本は ヨシタケシンスケ (著), 又吉直樹 (著) ポプラ社 (2022/7/26) 1,650円

本の好きな王様がいました。

王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。

王様は二人の男を城に呼び、言いました。

「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」

旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。

お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

「こういった本の展開もあるのですね。
ゆるーいお話からちょっと切なくじんとくるお話まで尽きることがなく、自分の身に置き換えて考えてみたり、しょうもないなと思うのだけれどクスッと笑ってしまったり、日常よくありそうな瞬間の絵に本当は見逃してはいけない大切なものがあるような気がしたり、、許しのような穏やかな気持ちに包まれました。たまらなく好きな匂いの本でした。」

「ヨシタケシンスケのイラストが好きで、待望の一般書の物語。
本の厚みも結構あり、しっかりした本です。オチが笑ってしまいました。」

「表紙を開くと中のページが年代物の本みたいに紙が日にやけた感じになっていて、まずお洒落だなと思いました。とても読みやすくて、ページをめくる度楽しめました。考える話もあっておすすめです。」


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