自然葬、海洋葬を実際に行ない、葬送の自由を進めてきた著者が、現在、そしてこれからの葬儀のカタチを紹介。
直葬(じきそう/ちょくそう)などの登場でお葬式はますます簡素で小さくなってきました。
見送る遺族はお骨を持ち帰らないという葬儀もいよいよ出現。
高額な戒名も不要、お墓も不要となってきた新しい時代のお見送りの作法や供養の方法などこれからの時代を見据えた情報を宗教学者が教えます。
『0葬』、『葬式は要らない』と葬送に変化を与えたヒット本に続く葬送の在り方を考える第三弾が本書です。
【最新刊発売!】
本日、GB最新刊の『葬式消滅 お墓も戒名もいらない』(著:島田裕巳)が発売となりました!コロナ禍を経た今、変わる死生観と葬送のあり方を紹介する一冊。
お見送りの作法や供養の方法などこれからの時代を見据えた情報を宗教学者が教えます。#最新刊 #発売 #葬式 pic.twitter.com/3t1pzOseZk— GB出版部 (@gbiidabashi) June 27, 2022
【目次】
第一章 葬式が消滅していく
第二章 なぜ葬式は消滅するのか
第三章 お弔いが葬儀社依存になった理由
第四章 江戸時代の寺請制度はなぜ今に影響するのか
第五章 現代の葬式が抱える数々の矛盾
第六章 余計なものは次々と省かれていく
第七章 死生観の変容 ─ 死は昔ほど重要ではない
第八章 家族葬から家庭葬へ
第九章 墓はすっかり時代遅れになった
第十章 これから葬式はどうなっていくのか
第十一章 今、葬式をどう考えればいいのか
【項目例】
・葬式の基本は死者を悼んで遺体を処理すること
・ビジネスとしてはじまった仏教式の葬式
・明治以降大きく変わった日本のお寺
・こころのケア化してきたお葬式
・死が曖昧になってきた現代
・コロナ禍以降、溶解した葬式は復活するか
・「死」の概念も変質する近未来
・母の死によって現代の典型的な葬式を経験する
著者について
島田裕巳(しまだひろみ) 1953年、東京都生まれ。作家、宗教学者、東京女子大学非常勤講師。1976年、 東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業。1984年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。著書に『自然葬のススメ』(徳間書店)、『葬式は、要らない』(幻冬舎)、『人間革命の読み方』(KKベストセラーズ)、『宗教は嘘だらけ』(朝日新聞出版)などがある。
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