スパイの妻 行成薫 (著) 講談社 (2020/5/15)

祝! 映画「スパイの妻」、第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞!

選ぶべきは愛か、大義か――。

太平洋戦争前夜、混沌する運命に翻弄される男女の愛憎を描く、超一級歴史サスペンスの小説版!

1940年、太平洋戦争前夜の神戸。

満州事変以降、国内外で不穏な空気が漂う最中、福原聡子は仕事で満州へ赴いた貿易商の夫・優作の帰国を待ちわびていた。

しかし、帰国後の優作は人が変わったようで、憲兵隊からも目をつけられ始める。

満州で何があったのか、夫は何を隠しているのか。優作と家庭の幸福を守るため、夫の秘密を探る聡子が目にした驚愕の真実とは――?

名匠・黒沢清監督がメガホンをとり、主演に蒼井優をむかえ、高橋一生が共演、

第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した、映画「スパイの妻」(2020年10月16日全国ロードショー)、渾身の小説版。

「わくわくしながら読み進めました。もうすぐ映画公開だそうですが、とても楽しみです。
当時の日本のきな臭い状況を背景に、サスペンスを交えた男女の恋模様が描かれます。」

「小説としては読めなかった。描写がまんまというか、、、
あまりにも優作の気持ちが汲めなさすぎて、かといって妻の気持ちがとても汲める、というわけでもなく、でも展開はひっくり返り、中途半端に揺さぶられた感が残りました。優作が大して魅力的に表現されきってないというか。信念があるような人物にみえなかった。結局、「妻の自由を奪ってた、だから魅力なくなったんだよなー」みたいな。。そして最後の一言。スベる。ひとつだけ、妻が心から幸せな1日があってよかった。だから残りを生きられたのだなと思う。」

「所々のめり込ませる表現があり、場面があり、でも自分的には最後まで集中力をもてなかった作品でした。ちょっと薄すぎる。。映画は演出次第で面白くなるかもですね。しのぎやすい原作。もしくは別物に、、ならないかな。
優作のやりたいことは、現代のアメリカの「原爆投下は戦争を終わらせるため」に通ずるところがある。果たして正義か?」


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