罪の声 塩田武士 (著) 講談社 (2019/5/15)

第7回山田風太郎賞受賞作。「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、本屋大賞第3位。

圧倒的な取材と着想で、昭和最大の未解決事件を描いた傑作長編小説。

「これは、自分の声だ」

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、

幼いころの自分の声が。それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。

一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め–。

圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

文芸/ミステリー/ノンフィクション–

ジャンルを超え新聞・出版界が騒然とした超話題作、ついに文庫化!

逃げ続けることが、人生だった。

その運命に、必ず涙する。

「この小説自体はフィクションではありますが、おそらく著者は大変綿密な取材を行った上で執筆しています。
その取材の成果が大いに発揮された名作です。
また、最後にはひとつの救いも用意されており、綺麗に物語を締めてくれています。まんまと泣かされてしまいました。
色々御託を並べましたが、平成の終わりに大変良い作品を読むことができました。」

「真相はこれだったんだ。と思ってしまうくらいよくできている。
事件について、わかっている事実と謎の部分があるが、謎の部分を綺麗に穴埋めし、見事なストーリーになっている。
もちろん実際の真相はわからないが、未解決事件の真相を知ったような気分になれた。」

「グリコ・森永事件を題材にしたミステリー小説。
「これを書くために作家になった」と著者に言わしめるほどの傑作。
読み進めるほどに事件の真相が明らかになっていくので、純粋に読書が楽しかった。
とりあえず面白い作品を探されている方は、是非手に取っていただきたい。」


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