
「自閉症者のもどかしさをここまで情緒的に綴る文章は僕には書けない」
――『自閉症の僕が跳びはねる理由』著者・東田直樹氏推薦!
自閉スペクトラム症のサンデーは白いものしか口にしない。
他人のかかわりは暗記したマナーブックの指南通り。
自分のルールを守りながら、娘のドリーと二人ひっそりと暮らしている。
しかし、ある夏の日、唐突に現れた自由奔放で謎の魅力をもつ隣人によって、これまでの日常が侵されていく。
一方で、ドリーは隣人に惹かれていく。幼い頃から母親にその特性をみとめてもらえなかったサンデー。
現在も、唯一の愛する家族である娘との関係に悩み続けている。
自身も同じ特性をもつ著者の初めての作品にして、ブッカー賞ノミネート作。
<本書の内容>
火は光と見紛う/輝く魚/冬の蜂/大きな声で話して、普通に話して/辿れない心/精巧に作られたおもちゃ/個人の邸宅/やわらかい羽と鋭い目/この見せびらかすようなキス/猫の眠り/所有欲に似た愛情/際立って違うもの/ある種の告白/イーヴィは水が大好き
鳥の心臓の夏 単行本 ? 2025/3/21発売
ヴィクトリア・ロイド=バーロウ (著), 上杉 隼人 (翻訳)
「自閉症者のもどかしさをここまで情緒的に綴る文章は僕には書けない」
――『自閉症の僕が跳び跳ねる理由』著者・東田直樹氏推薦! pic.twitter.com/F9Pxzw8It8— 上杉隼人 GetUpEnglish (@GetUpEnglish) March 5, 2025
<著者略歴>
ヴィクトリア・ロイド=バーロウ Viktoria Lloyd-Barlow
イギリスの作家。ケント大学でクリエイティブ・ライティングの博士号を取得。2023年発表のデビュー作である本作が、同年のブッカー賞のロングリスト入りを果たし、自閉スペクトラム症の作家として初のブッカー賞候補となる。現在は創作活動を続けながら、自閉スペクトラム症と文学の関係について積極的に発言している(ハーバード大学でも講演)。夫と子どもたちとケントの海岸地域で暮らしている。
<訳者略歴>
上杉隼人Hayato Uesugi
編集者、翻訳者(英日、日英)、英文ライター、通訳。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科修了。訳書にマーク・トウェーン『ハックルベリー・フィンの冒険』(講談社青い鳥文庫)、ムスタファ・スレイマン『THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind 創業者の警告』(日経BP/日本経済新聞出版)など多数。自閉スペクトラム症関係の本の訳書に、ジョリー・フレミング『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』(文藝春秋)がある。
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