潮風を胸いっぱいに吸い、地球と繋がる。
“ここ”にある、小さな確かな幸せ。
海辺の暮らしは、結婚、愛娘の誕生、コロナ禍の自粛生活と、形を変えつつ穏やかに続いていく。
湘南の片隅の町に暮らす、俳人、ときどき“変人”の初エッセイ。
堀本裕樹『海辺の俳人』(幻冬舎)が入荷しました。日々の暮らしの記録に添えられた俳句にもぐっときます。D04-10の棚をご覧ください。ST pic.twitter.com/g9nYcnOu0I
— 紀伊國屋書店小田急町田店 (@Kino_Machida) July 4, 2023
ふるさとにつながる海や南風
和歌山で大自然に囲まれて育った俳人は、上京してから海にあこがれ続け、
25年目、湘南の片隅の町にある「スーパーオーシャンビュー」の一軒家に移り住む。
浜辺で見つけた箱河豚のミイラ、ウイスキーを垂らして啜る生牡蠣、
庭にふらりと訪れる猫、臨月の妻との散歩、俳句を詠みながら待つ我が子の誕生、
コロナ禍の親子三人での初帰省……。
海風に守られるように身を寄せ合って暮らした日々の記録。
七草や疫病の世に児のおなら
俳句結社「蒼海」主催で、又吉直樹さんとの共著『芸人と俳人』、
穂村弘さんとの共著『短歌と俳句の五十番勝負』、
NHK俳句の選者など、幅広く活躍する俳人の初エッセイ集。
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