名探偵と海の悪魔 スチュアート・タートン (著), 三角和代 (翻訳) 文藝春秋 (2025/3/5) 1,760円

呪われた帆船で連続する怪事件は悪魔の仕業か?

海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。

あまりに面白すぎる本格ミステリ巨編!

時は17世紀、 大海原を進む帆船で起こる怪事件。

囚われの名探偵に代わり、屈強な助手と貴婦人が謎を追う。

すべては悪魔の呪いか、あるいは――?

――この船は呪われている、乗客は破滅を迎えるだろう。

バタヴィアからオランダへ向かう帆船ザーンダム号に乗船しようとしていた名探偵サミー・ピップスと助手のアレントら乗客たちに、血染めの包帯で顔を覆った男がそう宣言した。

その直後、男は炎に包まれて死を遂げる。名探偵として名を轟かすピップスだが、いまの彼は罪人として護送される途上にあり、この怪事件を前にしてもなすすべがなかった。

オランダへと帰国するバタヴィア総督一家らを乗せ、ザーンダム号が出航せんとしたとき、新たな怪事が発生した――

風を受けてひるがえった帆に、悪魔〈トム翁〉の印が黒々と浮かび上がったのだ!

やがて死んだはずの包帯男が船内に跳梁し、存在しないはずの船の灯りが夜の海に出現、厳重に保管されていた極秘の積荷が忽然と消失する。

すべては悪魔の仕業なのだろうか?

わきおこる謎また謎。だが名探偵は牢にいる。

元兵士の助手アレントは、頭脳明晰な総督夫人サラとともに捜査を開始するも、鍵のかかった密室で殺人が!

驚愕のSFミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』の鬼才の第二作。

海洋冒険譚と怪奇小説を組み込んだ全方位型エンタテインメント本格ミステリ!

日本推理作家協会賞 翻訳部門最終候補
英国推理作家協会スチール・ダガー賞候補
英国歴史作家協会ゴールド・クラウン賞候補
「このミステリーがすごい!」第4位
「週刊文春ミステリーベスト10」第6位
「本格ミステリ・ベスト10」第6位

「作者後書きにあるようにジャンル分けが難しい。もし、日本語タイトルに名探偵が含まれてなければ、手にしなかっただろう。設定も展開も好きで、終盤まで最高。」

「海外小説らしい、丁寧で厚みのある描写とストーリーで、読みごたえのある「アドベンチャー+ホラー+ミステリー」小説でした。
(と思いながら帯など見直したら、ちゃんと「海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪」と書いてありました。)」

「どういう着地点になるのだろうとはらはらどきどきでページをめくったけど、最後で、火サス的展開が。断崖での告白タイムじゃないけどね。しょせんはミステリ系はこうならざるをえないのかなあ、あまりにもあっさりと数々の謎が解けていき・・・この程度ならなんで分からんのよ~。それまでは海洋冒険小説的で面白かっただけに残念。
彼らのチームがどうなるのか、その後の展開がかえって知りたくなる。この続編は書かないようだが、それもなあ…。」


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